ラグビーの歴史:オクシタニーへの旅
イングランドからトゥールーズへ
この競技が、イングランドのラグビー校で1823年に生まれたことは、よく知られています。ラグビーはまずル・アーヴル(Le Havre)でフランスに紹介され、パリを経て、ボルドー(Bordeaux)にまで伝わりました。その後、19世紀末に、ラグビーはガロンヌ川(La Garonne)を遡り、トゥールーズ(Toulouse)のラ・プレリー・デ・フィルトゥル(la Prairie des Filtres)に至り、バラ色の街の学生たちが、ガロンヌ川沿いのこの草原の柔らかい草の上でトライをするようになりました。
この新しいボールゲームへの熱狂は、農民の世界において、オクシタニーのどこでも、それがどんな小さな村でも、隣村どうしが集う機会をもたらし、フィールド上で気持ちをぶつけ合う機会を提供するという、驚くような形で広がりました。
フランス南西部、オクシタニー地方における、こうした急速、大規模、かつ持続的なラグビーの拡がりは、現在も独自の現象として残っています。